日系ペルー人の医療保険ただ乗り事件

事案の概要

事案の概要はMBSニュースからの引用。

 日系ペルー人の男性が、仮放免中にがんと診断され、治療費を払うため国民健康保険に入れるよう在留特別許可を求めていた問題で、入管庁が男性に許可を出しました。  在留特別許可が出たのはペルー出身で日系3世のブルゴス・フジイさん(48)です。フジイさんは在留資格が無いとして国外退去を命じられた後、去年「仮放免」となり、今年8月に「すい臓がん」と診断されました。  フジイさんは治療費が払えないので国民健康保険に加入したいとして、出入国在留管理庁に対して在留特別許可を求めていました。入管庁はフジイさんに対して9月13日付けで1年間の在留特別許可を出して在留カードを発行しました。  (ブルゴス・フジイさん)  「とてもありがたいです。みなさまとってもありがたいね」  フジイさんは国民健康保険を申請して手術を受ける予定です。
MBSニュース

引用元:MBSニュース:がん治療に国民健康保険が必要”日系ペルー人男性に『在留特別許可』

保険料の支払い

健康保険法適用事業所で働いている外国人であれば健康保険料が給与から天引きされているから保険料の不払いという問題は生じない。当たり前だけど一応。
今回は国民健康保険ということなので、市町村から送られてくる納付書で支払うものである。天引きではないので、負担感がハンパないだろう。それでも普通の国民は払っているのである。なぜならば、いざ病気になっても多額の出費で困らないためのまさしく「保険」だからである。

問題点

今回は保険のルールを無視したとんでもない対応である。 とどのつまりタダ乗りである。保険料を一銭も払わずにいて、「ガンになったから健康保険に加入しまーす(・ω<) てへぺろ」。 そして治療で7割は公費負担である。てかこのペルー人、3割の自己負担分すら払えないんじゃないかな・・・
正直者が馬鹿を見る。

今後起きそうな同様の事案

真っ先に思い浮かぶのが技能実習生が脱走したパターンだろう。そして不法滞在者となり、犯罪を犯すものもいれば、静かに身を潜め違法な労働に従事するものもいるだろう。どちらにしても不法滞在中に重い病気を患った場合どうするかが問題だ。 「お前国民健康保険未加入だから、治療は全額自腹な。てか不法滞在者だから強制送還な。え?日本で治療を受けたい?国に帰っても治療を受けられない?知らんがなw」ってわけにはいかないだろう。今は人権人権とうるさい世の中だ。結局人道的配慮で治療してしまうのだろう。それが今回みたいに在留特別許可を与えて国保に加入させるのか、とりあえず治療して後で本人に請求するのか。前者の場合は今回のペルー人と同じく国保タダ乗り、後者の場合は治療費を結局取りっぱぐれる、どちらにしても真面目に生活している国民にとっては納得できるものではないだろう。

解決策は?

とりあえず、現代の奴隷制である技能実習制度を廃止すること。 既に入国している連中についてはどうしようもないので、何も起きないことを祈るだけである。

まとめ

今回のニュースは久々に不平不満愚痴ブログにふさわしいものではなかったか。これほど怒りを感じたニュースはない。
今後もこのような怒りのニュースを取り上げていきたい。

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